パーム油とは?

パーム油 アブラヤシ出典:http://www.dogplus.me/

 

パーム油とは、アブラヤシからとれる植物油です。

 

アブラヤシは、インドネシアや、南アフリカなどの熱帯地域に生えている植物。

 

パーム油はオレンジ色で、香りが強いのが特徴で、食用以外にも石鹸バイオディーゼル燃料の原料として使われています。

 

成分には、おおまかに酸化しにくい飽和脂肪酸が50%、オメガ9系のオレイン酸が50%、オメガ6系のリノール酸が10%含まれています。

 

パーム油の成分構成出典:http://moyashiken.cocolog-nifty.com/

 

スーパーで見ないですし、食卓では馴染みがないので、「自分は大丈夫」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません!

 

実は、外食産業や加工食品に多く使われているのです。

 

 

日本 油 消費量出典:http://www.oil.or.jp/

 

2016年に農林水産省と財務省が発表したデータによると、パーム油は菜種油の次に使われている油で、年間約65万トンが消費されています。

 

これは、計算すると国民一人当たり年間5kg食べている計算になり、年々輸入量は増加しています。

 

危険な油、トランス脂肪酸とは?どんな食品に入っている?に書いてますが、マクドナルドを始めとする外食産業は、HPでトランス脂肪酸の使用を抑えていると発表しております。

 

しかし、質の高い油を使えば、価格を据え置くのは難しいですし、年々パーム油の輸入量の増大を考慮すると、外食産業はトランス脂肪酸の代用としてパーム油を使っている可能性が高いでしょう。

 

要するに、トランス脂肪酸を使わないだけで、相変わらず毒性の高いものを使用しているので、注意しましょうってことですね。

 

パーム油はどんな食品に含まれているの?

 

食品の材料表示に、「植物油」「植物油脂」と書いてあれば、パーム油が入っていると考えて間違いありません。

 

植物油と表示されている代表的な食品といえば、以下のとおり

 

・カップラーメン

・アイスクリーム

・チョコレート

・ポテトチップス(スナック菓子)

・カレールウ(レトルト食品全般)

・外食産業で使われる揚げ物油

・マーガリン

・冷凍食品

 

植物油は、ヘルシーなイメージがありますが、パーム油にはトランス脂肪酸に匹敵するほどの毒性があると指摘されております。

 

パーム油の毒性・危険性とは?

危険出典:http://www.lancers.jp/

 

さて、盲点とも言えるこのパーム油は、一体どのように危険なのでしょうか?

 

溶剤抽出法で精製され、石油化学物質が含まれる。

パーム油 出典:http://snn-05.jugem.jp/

 

パーム油は、オレンジ色をしてニオイも強く、そのままでは使えません。

 

そこで、ヘキサンという有害な化学物質に溶かして、高温処理し、色と臭みをとる溶剤抽出法でパーム油を精製するのです。

 

溶剤抽出法は、安く、大量に油を精製できるため、スーパーで1L単位で安売りされている油は、この方法で作られた油と思って間違いありません。

 

ヘキサン以外にも、乳酸や、活性白土、リン酸、塩酸、硫酸など、もともと食用として使い物にならない油を、きれいな油にするために、たくさんの添加物が投与されます。

 

結局、人工的な処理を施した自然界にない不自然な油ですので、毒性があります。

 

 

防腐剤に発がん物質BHAが添加される。

 

植物油は、腐りやすいものなので酸化防止剤が使われます。

 

特に唯一、パーム油に関しては、強い発ガン性が指摘されているBHAを添加してよいと厚生労働省から認められているのです。

 

パーム油は、ほぼ全ての加工食品に使われていることから、私たちは常に、微量の発ガン性物質を食べていることになります。

 

 

動物実験で発ガン性、糖尿病リスク、ホルモン異常が認められている。

 

日本脂質栄養学会の奥山氏らの著書「油の正しい選び方・摂り方」においても、その危険性が指摘されています。

 

ラットを使った動物実験の結果で、大腸ガン、糖尿病の発症率、ホルモン異常が見られたと報告があるのです。

 

また、農林水産省HPにおいても、「米国農務省(USDA)は、食品事業者にとってパーム油はトランス脂肪酸の健康的な代替油脂にはならないとする研究報告を公表しています。」との記述が見られます。

 

国や学会においても、パーム油はネガティブな記述が多く見られることから、パーム油は安全性が確立されていない危険な油と考えるのが妥当でしょう。

 

パーム油は森林伐採の原因にも

森林伐採出典:http://www.epochtimes.jp/

 

パーム油は食用だけでなく、石鹸や化粧品といった日用品にも使われるため、世界的に需要が増大しています。

 

そのために、天然の熱帯雨林が大量に伐採され、アブラヤシのプランテーションに変わっています。

 

 

パーム油はアブラヤシ(オイルパーム、パーム椰子)の実からとれる油です。その85%以上がインドネシアとマレーシアの2ヶ国で、世界全体の85%以上を生産しています。

 

両国ではパーム・プランテーションが急速に拡大し、森林生態系や住民の伝統的な土地利用の脅威となっています。

 

インドネシアでは、1990年の110万haから2002年には3倍以上の350万haに、2005年には500万haに達しています。プランテーションの少なくとも7割が森林を転換(開発)したものだといわれています。

 

マレーシアでは、1990年の170万haから2005年には400万haに達しています。これはマレーシア国土のじつに12%にも及びます。プランテーション拡大により、1990-2002年の期間、少なくとも約70万haの熱帯林が消失したとされています。

引用元: FoE Japan HP

 

 

熱帯雨林の減少は、そこに住む動植物の生態系に悪影響を与え、地球温暖化などの環境破壊を引き起こします。

 

こちらの動画をぜひご覧ください。

 

パーム油がいかに現地の環境を破壊し、社会に悪影響を与えているのがわかります。

 

 

子供たちの未来のために

 

いかがでしたでしょうか?

 

パーム油は、人の体にも環境にも悪いことが理解できたと思います。

 

利便性の裏で、私たちは大きな代償(子供の病気、地球環境破壊)を払っています。

 

私たちが知らずに、「安いから買う」という行為を繰り返しているだけで、人類の健康と地球環境の破壊を招いるのです。

 

「悪いものにはお金を使わない!」

「少し高くても良いものを買う!」

 

良識ある大人の判断こそ、子供達の未来を守ると、私は信じています。